ガレージキット製作

【ガレキ制作】ぴよぴよ堂様-つぐみ先輩その5を組み立てる

【ガレキ制作】ぴよぴよ堂様-つぐみ先輩その5を組み立てる

今回は割りとタイムリーに、ぴよぴよ堂さんの「つぐみ先輩その5」を組み立てていきたいと思います。つぐみ先輩はぴよぴよ堂さんのオリジナルシリーズで、通販も予定されているためイベントで購入できなくても入手の機会は十二分にあります。

現状(2018/8/2現在)ぴよぴよ堂さんはHPが消失しているため、twitterに記載のアドレスに連絡すると良いでしょう。

スケール的には1/7程度ありますし、バニースーツなのでスーツを自由なカラーで塗れるだけでなくニーソ部分をあえて網タイツにしたり、作例のように褐色肌+淡いスーツでインパクトを出す、といった工夫が楽しめそうです。

パーツチェック+ランナー除去+仮組み

まずはいつものようにパーツチェックを行いますが、サクッとチェックしたところパーツの数は問題ありませんでした。腰のリボンは予備が付いているため安心です。

胴体パーツを見てわかったのですが、かなり丁寧にガイドが作ってあります。

合わせてみるとズレもなくピッタリはまる仕様となっているため、軸打ち時にも困ることがなさそうだとちょっと感動しました。

今回は前回のキットの反省も活かし、表面処理は念入りに行うつもりでした。
ランナー部分には小さな気泡がびっしり詰まっていることが多いのですが、ランナー部分をデザインナイフで除去してみたところ、すべての箇所で微細気泡が見られませんでした。これは作る側にとってはかなりありがたいです…!

気泡が普通に残っているところもありましたが、死角になるようなところに1箇所あっただけで、気泡埋めの手間がほぼかからないキットとなっていて、これはすごいなと思わざるを得ません。

早速ランナーを全てカットし、マスキングテープで仮組みしてみたところ、変にずれたりする部分もなく組み上がり、その上自立しました。

もちろんヒールには真鍮線を埋める予定ですが、この状態で自立するのはなかなかすごいことです。

微細気泡もない、ズレもない、バリもほとんどない、ということで表面処理の部分でかなりユーザーに優しいキットだなと思いましたね。こういう素晴らしいキットが増えてくれることを願うばかりです。

バリ取り+脱脂+乾燥

今回表面処理についてはただペーパーヤスリで磨くのではなく、自作のサンダーを使って行いました。これなんですが…

ビスでペーパーヤスリを固定してテンション(張力)を一定にすることで、バリ取り時にかなり役立つツールとなりました。
こういった曲げた腕の内側もきれいにバリ取り出来ます。

もちろん指の間もスルスルと入り込むので、指でペーパーを挟んでヤスリがけする苦労から開放されました。

このサンダーのアイディア元は「わほいサンダー」ですが、購入には3000円ほどかかります。私は金欠だったので自作したのですが、材料費は接着剤含めずで700円くらいでしたね。わほいサンダーが買えない!という方はこのサンダーを自作してみるのも良いでしょう。作り方は別の記事でまとめておきます。

色々調べたらこういうサンダーって昔からあって、「芸人サンダー」と名付けられてました。

余談でしたが、とりあえず180番のペーパーでバリ取りを終えたら、400番のペーパーで全体を軽くヤスリがけしていきます。こうすることで表面が適度に荒れて塗料のノリも良くなります。

その次は中性洗剤入りの水の中に一晩漬け込み脱脂しますが、これは別に中性洗剤を付けた歯ブラシで磨いてやるだけでもOKです。

全体ペーパーがけで概ね離型剤は落とせているので、ペーパーがけが不十分なモールドやシワ表現部分をメインに磨いていけば良いと思います。

乾燥+軸打ち+プライマー

中性洗剤で洗ったら、一度すすいで乾燥機に突っ込み、30分~1時間程度乾燥させます。

水気が無くなったら取り出して軸打ちを行います。

ぴよぴよ堂さんのキットは軸打ちポイントもきちんとガイドがついているのが特筆すべき点で、このガイド通りに軸打ちすれば、ずれたり大きな隙間が出来たりということがありませんでした。

こんな具合に○マークがあるところに1mmまたは2mmの真鍮線を打ち込みます。そうすることで、きっちりとパーツを組み立てられるようになりますよ。

とりあえず1時間ほど掛けて全てのパーツに軸打ちし組み立てました。

ついでにアクリル板でベースも作っておきます。こうすることで塗装後もすぐに組み上げられるようになります。

肌の塗装

軸打ちをしフィニッシャーズのマルチプライマーを薄く吹き終えたら、必要な箇所にマスキングをして肌の塗装を行います。

ちなみに今回の肌塗装はいつもとは違い、リアルタッチな肌を目指してみました。

サフレスですが塗膜が厚くなるため、サフレスらしい肌の透け感はなくなりますが、もともと試してみたかった塗装方法だったのでこれはこれでよしです。

部屋の蛍光灯が昼光色のためがちょっと写真写りが黄色いため、場所を変えて撮影してみました。

ちなみにこのリアルタッチ塗装の方法なのですが、サフレスフレッシュのオレンジ+ピンクを細吹きしまだらな線を表現します。
その上にノーツフレッシュ+ノーツフレッシュホワイト+ノーツフレッシュピンクを混ぜたものをササッと吹き、再度サフレスフレッシュを細吹きし、次はノーツフレッシュ+ノーツフレッシュオレンジを混ぜたものを重ねます。

さらにもう一度サフレスでまだら模様を細吹きし、ノーツフレッシュ+ノーツフレッシュホワイトの塗料を重ねました。合計4回ほど重ねています。

正直かなり面倒な塗装方法ですが、やろうと思えばエアブラシの細吹きで静脈表現も可能と思いますので、次回試してみたいと思います。

説明されてもよくわからん…という方もいると思いますので、まずはテストピースで試してみてもらえればと思います。

言うなれば、レンジフードフィルターを使わないフィルター塗装(蛇紋、大理石塗装)みたいなものです。

最初の方はただのオレンジ色のグニャグニャした線だったのが、徐々に肌色を重ねていくごとに滲んで肌特有のまだら感が出てくるので、うまく調節してみてください。

スーツ+各パーツの塗装

肌の塗装が出来たので各パーツの塗装に取り掛かっていくのですが、その前にどのようなカラーリングにするかざっくりと考えておいたほうが良いですね。

つぐみ先輩その5はデフォカラーの赤が完成されすぎていて、そのまま塗るのはちょっと面白くないなと思ったので、写真をお借りしてカラー変更のアイディアをいくつか出してみました。

ブラックやブルー、パープルもなかなか魅力的ですが、ピンクも面白いです。あまりスーツ系では見かけないカラーかつちょっと渋めの色にしたかったので、今回はグリーンで塗ることにしました。

ただのグリーンだとつまらないので、ゴールド下地のキャンディーグリーンにしてみることに。
まず必要な部分にマスキングをし、スターブライトゴールドで全体を塗装。

乾燥したら、クリアグリーンを乗せるわけですが、あいにく手元にクリアグリーンがなかったのでクリアブルーとクリアイエローを混ぜて代用。

思っていた色に調色できたので、重ねて塗ります。

重ねて塗れたらマスキングを剥がします。

通常ならこれで終わりですが、キャンディー塗装なので光沢クリアーでコートする必要がありますが、これまた手元にラッカーの光沢クリアーがありません。なので2液ウレタンクリアーで閉じました。

毎度のことなのですが、ウレタン塗装はコツがわかっていないとかなり難しい塗装です。何度もやっていますが割りとよく失敗するので、今回はかなり慎重に行いました。

ウレタン塗装でマスキングをしているとき、完全に乾いてしまうとマスキングを剥がす時に境目ががたがたになってしまいます。それを防ぐためには、半乾きのタイミングでお腹のマスキングを剥がす必要があります。

いままで割りと適当なタイミングで剥がしていたマスキングですが、今回は乾燥機に入れた後5分~8分程度で剥がしてみたところうまくいきました。

半乾きの塗面に触れることなく問題なく剥がせたので再び乾燥機に。触れる程度に硬化するまで2時間ほどかかるため、その間に足元のやキャンディー、カフスや襟、ネクタイなどの塗装を行っておきました。

ニーソとヒールですが、ニーソはブラック、ヒールはナチュラルブラウン+ブラックで塗装。

革靴っぽい雰囲気になりました。

髪の塗装

作業の負担が少ないよう工夫されたキットですが、それでも靴や靴下、腰の紐、ゴールドのライン、お腹、おさげのヘアゴムあたりはマスキングが必要です。

特にお下げのヘアゴムは作業の最後の方だったので見落としそうで危なかったです。

とりあえず最初にお下げ部分をウルトラブルー+アルティメットホワイトで作った水色で塗り、その後マスキングしてナチュラルブラウンで髪を塗装していきます。

最初はこのように明るいブラウンなのですが…

この上に薄めたブラックを少しずつ重ねていくことで、深みのあるブラウンにすることが出来ます。

さらにつや消しを吹いて完成です。

つや消し前は茶色感が強いのですが、つや消しを吹くとややマットな質感の落ち着いたブラウンになりますね。

とりあえず面相以外は大体塗装できたので組んでみました。

だいたいこんな感じですね。
あとは顔を整えて肌の塗装にもうひと手間加えるのと、手(指のバリ取り残し)をやり直すくらいの予定です。

まああと1日~2日あれば完成でしょう…結構時間はかかっているのですが、今回はよく集中していたためかほぼノーミスでドボンは0回です。まあ手のやり直しで1回ドボンすることになりますが。

面相、アイペイント

というわけでエナメル塗料を使いアイペイントをやっていきます。まずはクリアオレンジで下書き。上側の水色シャドーは別にいらなかったかもしれません。

その後目の輪郭をブラックに近いブラウンで整えていきます。工程ごとにラッカークリアで保護する必要があるため、大体この作業で2~3時間ほどかかりますね…。

ここまで出来たら瞳の部分以外はマスキングします。

そしてエアブラシでグラデーションを作るようにブラウンを塗装していきます。
マスキングを剥がして、はみ出した部分を溶剤を付けた筆で丁寧に落とし整えます。

そして瞳にハイライトとなる白いドットを打ち、問題なければラッカークリアで閉じます。

次は艶消しクリアを吹いて全体をなじませるのですが、目は光沢感を残したいのでマスキングコートで覆って作業します。

全体をつや消ししたら、先程の目のマスキングコートを水で丁寧に洗い落とします。

こうすることでクリアジェルを使わずとも目の光沢を残せます。

あとはウェザリングマスターなどでほどよくメイクをしてあげるだけ。

つぐみ先輩その5 完成!

これであとは各パーツを組み上げれば完成です。

なかなかの美人さんですね。
全体的に気泡もほとんどなく組みやすいキットで、作っていた楽しかったです。どんなカラーリングでもいい具合に仕上がると思うので、また作ってみたいな~と思えるキットでした。

あとは細かい部分のディティールアップをしてから完成写真を別記事にてまとめたいと思います。

>>完成ページはこちら

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