2月から伏線張ってましたフミナです。
https://twitter.com/sukimasangyo2/statuses/1100630099274002432
フミナはもう一個予約できたら素組と塗装版別々で比較できて面白いのになぁって思ってるけど多分もう運が無いから予約できそうにないという。
— 隙間三行(sukima) (@sukimasangyo2) March 2, 2019
結局1個だけ買って組み立てました。
https://twitter.com/sukimasangyo2/status/1145611293224624128
素組みでも十分すごいんです。そもそも造形がすごいのですが、レイヤードインジェクションとかいう稀代の変態技術によって肌の赤みや目周辺の青みを透けさせるという常軌を逸した成形となってるんですよね。。。
とはいえ、やっぱり写真で見ると肌の色がやや暗いというか若干くすんでいるというか、写真見てもらえるとわかるように輪郭がぼやけるというか…顔は特にその傾向が顕著に出ているように感じます。
また、地味にパーティングラインやゲート跡が目立ったりするのです。仮にパーティングラインやゲート跡がなく、さらに肌の色ももう少し明るければもう完全にパチ組でつや消し吹いて終わりでいいのですが、現状見るにまだ手を入れられるところがあると感じました。
ので、パチ組み?素組み?を塗装したのがこちらです。
フィギュアライズラボホシノ・フミナ完成しました~✨
衣装はグレーのイメージのまま、スポーツウェアに変更、髪もスポーティーな雰囲気にして目も自分で描きました。
気が向いたらメイキングも見てね!https://t.co/8opvFYd8TN pic.twitter.com/7ofNv8Ryps— 隙間三行(sukima) (@sukimasangyo2) July 18, 2019
そして制作動画です。
ついでにざっくりパチ組みと全塗装写真の比較。
どこがどう違うか探してみてください(間違い探し感)
解説書くまでもないかなぁと思ったんですけど、全員動画見てくれるわけじゃないし…ということでざっくり書いておきますね。
シンプル配色だったスイムウェアをグレーのイメージを残しつつスポーツウェア風に変えました。グレーを複数色使ったので色被りが心配でしたがなんとか塗り分けられました。
胸のサイドの明るいグレーは最初白にしようと思ってましたが、唐突に白があると違和感しかないので、グラデを入れた明るめのグレーにしてみたらピタッとハマりました。
赤のラインも鮮やかすぎると浮くので暗めにしてます。
全体的にスポーティーな印象にしたかったので、髪も純色イエロー、ナチュラルブラウン、白サフで作った色をベースカラーとし、毛先にオレンジ系のグラデを入れていきました。
元のカラーリングがかなり地味なので、髪を明るくすることでハツラツとした印象にできたかな~と思います。また、目も元のパーツはクリア成形なものの、ややくすんだ色だったので自分で明るめのブルー系の目を描きました。
↑左が純正目で右が自作目です。
アイラインも真っ黒(周辺は青が透けてる)でうーんと感じたので、エナメルのオレンジとブラックで作ったブラウンをエアブラシで薄く吹き、中央をブラックで塗ったグラデアイラインを作ってます。
二重は自分で描かなくても造形の掘りが深いので勝手に出てきたため、何も描いてないんですよね~。とにかく造形がしゅごい。もちろん爪の先まで塗ってます。
一番大変だったのはやっぱり肌の塗装で、まず全部白サフで塗ってから光沢クリアで厚めにコートし、そこにサフレス塗料を吹き付けていくという疑似サフレスをやりました。
そもそもパーティングラインとかの凹凸処理を結構しなければならないところからしんどかったですが、絶対塗ったらもっと良くなるでしょと思いながら作業しました。
肌色が塗れたらLGパールを使って立体感や輝きを出すことで、更に肌の質感が高まりました…といっても写真で全然表現できていないのが「見たまま写すのは難しい」と悩むところです。
しかし動画で見ると結構質感が表現できてるので、こういう時は写真より動画のほうが有効では?と感じました。
↑ツイッターだと画質が下がるのでつべにも上げときました(ブログ上での限定公開)。
どうして疑似サフレスを使うのかというと、白サフの上から直接カラーを吹くと色が滲んで混ざるからというのは動画でもお伝えしていると通りです。
LGパールは必須ではなく立体感を出すためのものなので、なければないでも疑似サフレスは成立します。
ということでたらたらと書きましたが、色々なチャレンジができたので概ね満足してます。
https://twitter.com/sukimasangyo2/status/1151737710383489024
素組み状態よりも結構ブラッシュアップできたのではないかと思います。
素組みは半日でできましたが、フル塗装したら半月もかかってしまったのはウェアの配色でずっと悩んでしまってたことと、表面処理が思ってた以上に大変だったというのが主原因です。
このフミナのウェアって元がグロスじゃないですか。で、作例を調べてみるとやっぱりグロスでド派手に塗ってる方が多かったのです。もちろんそれもいいな~と思いつつ、なんかこう…違うんじゃい!という気持ちが湧いてきたのです。
ど偏見でいうと、男の子が良いなと思い浮かべる衣装って大体ツルッっとしててテカってて、赤とか青とかキラキラしてるのに憧れるというか、そういうのにかっこいいって思ってしまうんですよ。不思議だよね。
でもよく考えてみると、それって自分が着せたいだけじゃろ?と感じまして。。。例えばこのフミナがそれを自分から着るのん?と考え直すと、着ないじゃん?という。(実際は着るのかもしれないけどそれ考え始めると永遠に終わらないので…)
だったら、この人が自分から選びそうなウェアにすべきじゃね?みたいに考えたのでこういうスポーツウェア風の塗装にしました。
サイクルウェアとかも参考にしようかなと思ったのですが、サイクルウェアだとベースの水しぶきがそもそも意味不明になるじゃないですか。
なので、とりあえず水に入っても大丈夫そうなスポーツウェアを参考にして塗ってみました。ちょっと無駄に考えすぎました。
テーマというか、衣装が固定されてるキャラならこういうこと一切考えずに塗ればいいだけなんですけど、自分で配色とか衣装とか決めようとすると、こういうこと考えなきゃいけなくなるのでウルトラ面倒くさいです。まあそれも含めて模型の醍醐味と言えばそうなのですけど。
そういうなんやかんやがあって作るの遅くなりました…本当なら7/10くらいには完成してたはずなんですよ…!それがまさか7/18になるとは…うぅ…作業が遅くてとてもつらい。
あと、ドボンすると塗料、時間を無駄にしてしまうだけでなくメンタルにも悪影響なので、いつも思ってることですが入念に計画してから作業に取り掛かることが大切ですね。