私は以前タミヤの塗装ブース、ツインファンをメインで使っていました。
ですが、ほぼずっと高圧でエアブラシを拭いているせいか吹き返しがすごかったのです。吸いきれなくなったミストが部屋に散っていくことに耐えられなくなったため、急遽塗装ブースを自作したわけですが(互換ブースとか買えればいいのですが買いたくても買えない状況なので)、このツインファンを集塵機にできないかとあれやこれやと試してみました。
最初は持ち運びができるコンパクトな集塵機にしました。
取っ手付けたので取り回しが半端なく良くなった集塵機を御覧ください(ダイマ) pic.twitter.com/WyN137KV6L
— 隙間三行-sukima (@sukimasangyo2) July 3, 2020
これはこれでいいのですが、
・吸込みの距離が結構短い(大体20cm程度)
・小さすぎて作業しづらい
・吸引力が意外と弱い(排気を閉じてるので当たり前)
と感じたため、一旦元の箱に設置して使用していました。
当たり前だけど集塵機として使うならこの状態で外に排気するのが一番いいですね
できなかったから小さくしてたわけですけど… pic.twitter.com/zeuwWhPWvf— 隙間三行-sukima (@sukimasangyo2) July 24, 2020
しかしこの場合は手を奥に伸ばさなければしっかり集塵してくれないので
・長時間の磨きで腕がだるくなる
・目の前に集塵機があるので圧迫感がすごい
・スペースが有効活用できない
という問題がありました。
そのためもう一度見直した結果、こうなりました。
ツインファン集塵機を更に改良してじゃまにならない場所に置きました pic.twitter.com/NuMSyXgE45
— 隙間三行-sukima (@sukimasangyo2) July 28, 2020
改造過程はこのツイートをたどってもらえればと。
タミヤのツインファンを集塵機にしたい人向けなんですけど、とりあえず2機ともこんな風にします。ポリカ板使ったのは単に穴開けやすかったのと余ってたからです。穴は自在錐+電動ドリルで開ます。Φ65のダクト(Tのやつと45度まがってるやつをくっつけたもの)を2つ用意します pic.twitter.com/M6Rv4xpONT
— 隙間三行-sukima (@sukimasangyo2) July 28, 2020
ツインファンの箱はいらなかったんですよ…
吸込みのダクトを天吊してファンにつなげ、排気口へとダクトを伸ばしています。
この方式なら集塵機のど真ん前で作業する必要がないですし、フレキシブルダクトを動かせば作業しやすい場所で磨きができるので疲れにくいです。
あと、奥のスペースが空くので圧迫感がなくなります。求めていたのはこれでした…
ダクトを一本化すると吸込み力が落ちるかと思ったのですが、全然落ちません。シングルとダブルでは明確に風量が変わるので、常にダブルでファンを回したほうがいい感じです。
塗装ブース自体がかなり吸う場合(ネロブースとか特に)はそこで作業すればいいじゃん、と思う人もいるかも知れませんし、最初は自分もそう思っていました。
ですが、塗装ブースで磨きをやる場合毎回工具を塗装ブースに持っていかなければなりませんし、溶剤や塗料を置いているなら全て片付ける必要があるわけです。
端的に言ってその細かい作業が煩わしいんです。
なので、磨き系の作業ブースと塗装ブースは極力分けたほうがスムーズに作業できるなぁと最近実感しています。
模型で使われる集塵機の多くは、目の前に置いたり手の下に置くタイプが多いのですが、あれはやっぱり疲れます。
でも天吊したフレキシブルダクトを使えばこんなに自由に作業場を選べるんです
こんなの磨き作業がラクになるに決まってますよぉ…!
てわけで、ほぼ自分用の覚書ですがツインファンを集塵機にするなら、できればこんな風にフレキシブルダクトを吊るして遠隔に集塵できるのが望ましいのではないかという話でした。